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 私どもは、創業以来、農業の価値、農村の多面的 機能などをどう高めていくのかを考え、具現化してきました。農業本来の価値である農産物及び農産加工品を生活者の視点にたって、安心・安全なものづくりを実践し、また、自然の機能を活用する農業者の視点から、環境問題にも積極的に取り組んできました。私たちの思想や運動に共感し、協力してくださるモクモクネイチャークラブ会員の皆さんや地域の皆さんに支えられ、今日まで邁進してきました。

 しかしながら、日本全体における農業の状況は、自給率が示すように、衰退の一途を辿っています。農業者の高齢化や後継者不足による農地の荒廃、消えゆく農村…現状は深刻さが増すばかりです。
 ところが、最近では「スローライフ」、「ロハス」という新しい言葉が象徴するように、今までのライフスタイル(生き方)の見直しが注目されてきました。その背景には、今日まで効率主義、スピード化、利潤追求主義の崇拝化によって生じた人間性の欠落や社会の歪みに対して、多くの方が危機感や違和感を感じはじめたのではないでしょうか。自然回帰や人間性を取り戻すようなライフスタイルを崇美する時代が訪れたのです。そのことに最も早く気がついたのは、私を含めた団塊世代前後の人たちです。
 そんな団塊世代の人々に提案したいライフスタイルがあります。
「五都二村」五日都会で暮らし、二日田舎で過ごす。それは、都会の便利な暮らしと田舎の癒しの生活の使い分けによって、本当の豊かさを感じる生き方なのです。日本の場合、狭い国土の上、モータリーゼーションが発達しているので都会と農村の機能分担が容易です。このライフスタイルは、新しい農村の価値を生み出すきっかけになると考えます。
 そこで、モクモクは、農村の新たな価値や機能を高め、農村まるごと産業にする農村産業の一環として、「農学舎」を開校したいと考えています。五都二村の実現できる貸し農園「農学舎」は、現在各地で行われている従来型の市民農園ではなく、もっと文化的なカリキュラムを盛り込んだ、自然と人、人と人とのつながりを深める場所なのです。人々がより活き活きとした人生を歩み、それと同時に、地域の、ひいては日本の農村・農業活性化を目指し、ここに「農学舎」を開校します。
2007年9月1日
伊賀の里 モクモク手づくりファーム
取締役社長 木村 修

 

 



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