梅雨の晴れ間の田仕事

2016-07-15 田んぼ穂肥 (9)

昨日の夕方は、ものすごい夕立(豪雨)にあったモクモクエリア。今日の午前中は梅雨の晴れ間。久々に青空も見えています。

田んぼは「穂肥(ほごえ)」のタイミング。田植えの前に施した肥料「元肥(もとごえ)」は、イネが根を広げ、株を増やすのに吸収されます。この時期になると、田んぼの栄養が少なくなり、イネが濃い緑色から、黄緑色に変わってきます。

これからいよいよ穂をつけ、種=コメを実らせていくステージに入ります。米づくりでは、より多くの実りを得るために、このタイミングで肥料をまきます。これが穂肥です。

モクモク田んぼの学校では、先週予定していた穂肥まき作業が雨のため実施できなかったので、田んぼの学校農場長のイエッキーが動力散布機を使って肥料まき。元肥にも使った鶏糞肥料を使います。

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田んぼのイネもぐいぐい育ってきました。分げつを繰り返し、株がしっかりしてきました。

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注意深く田んぼを見ると、ちょいちょいとヒエが顔を出してきました。もう穂が出ています。ヒエはイネと同じ栄養を吸収して育つので、今年の収穫のためには生えてほしくない雑草。そしてこれが熟して種を落とすと、来年がまたたいへん!ということで、できることなら種を落とす前に、取り除きたいところです。

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イネにまぎれて、勢力拡大中。
根元が赤いので一目でわかります。

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穂をつけたヒエがこれだけ収穫できました。見渡した感じだと、ヒエたちはまだいくらか生えているようなので、穂が顔を出したときに刈り取ります。

 

夏の田んぼの畦には、ツユクサが咲き始めました。

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畦を歩くと、小さなカエルたちがあわてて田んぼに逃げ込みます。場所によっては3m歩くと20匹くらいのカエルたちが飛び込んでいきます。写真の子は、飛び込んだあと、こちらに興味があったのか、しばらく腹ばいで浮かんで、カメラ目線をくれました◎

2016-07-15 田んぼ穂肥

モクモクネイチャークラブ事務局 こまつ