「ベーコンの学校」を終えて

2月上旬は、伊賀ではまだ氷点下の寒い日が続きます。

食べること、つくることを楽しむ人にとって、寒い冬は「仕込みの季節」。

この時期にしかできないことや、寒い方が都合のよいこともたくさんあります。

今回、「ベーコンの学校」では、ベーコンの仕込みと段ボールスモーカーの作り方レクチャー、そして、おうちでのスモークの仕方を学びました。

全くはじめての方が大半で、家庭でスモークライフを楽しむ方も。小さなお子さん連れ、ご夫婦やカップルでご参加の方など、3日間で22組が参加しました。

まず試食したのは、①モクモク原形ベーコン②モクモク無21原型ベーコン③ベーコンの学校オリジナルレシピ の3種類。実際に試食してみて、今回仕込むスパイスを選びます。添加物の種類や役割も学びました。

モクモクのベーコンは乾塩法といって、塩とスパイスを手で擦り込んでいく方法でベーコンをつくります。仕込んだバラ肉は、5~10日間、冷蔵熟成したのち、スモークして仕上げます。

新鮮な豚バラ肉1kgに必要なスパイスを計量し、手でザラザラとすり込んでいきます。すり込み残しのないように丁寧に、丁寧に。しばらくすると、お肉に塩が浸透していく感覚がわかります。

ラップで包んで、仕込みはあっという間に完了。

おうちに持って帰ってから挑戦する段ボールスモーカーのレクチャーは、雪のちらつく屋外で。

スモークをする前に乾燥させることが大切。乾燥が不十分だとスモークの色がつきにくいので、「乾燥後」の肉の手ざわりを、実際に触って確かめました。

段ボールの組み立て方、スモークウッドの火のつけ方など、おうちに帰ってからの一連の流れを見た後に、スモークしたてのベーコンを試食しながら「実力テスト」をクリアして、ベーコンの学校は終了。終了後も、職人に熱心に質問する方もいらっしゃいました。

やったことのない方にとっては、ハードルが高いようですが、やってみると驚くほど簡単なスモークベーコンづくり。やってみると、スモーカーのアレンジや、スモークする食材選びなど、次々に工夫を重ねて楽しみが増えていきます!

「ベーコンの学校」は今後も不定期で開催予定です。スモーク生活、いっしょにはじめませんか?

 

↓↓ベーコンの学校受講者のみなさんからのレポートです↓↓

「ベーコン教室で持ち帰ったお肉を今日燻製しました。チーズもいっしょに燻製しました。外が寒いおかげでチーズも溶けることなく綺麗な仕上がりです」

「チップになかなか火がつかず、台所のガスでつけました。煙が予想以上に出て驚きました。そして、段ボールの留め方が甘かったのか、あちこちから煙がもれてテンパりました」

「本日いただきましたが、絶品でした。美味しい食パンをグリルで焼いて、ベーコンを焼いた後の油で炒めた野菜と一緒に挟んで食べたら美味しかったです」