8月5日、外の気温も35度を越えるなか、ハウスでの作業となるいちごの学校「切り離し」の回をおこないました。
子どもたちもずいぶん日焼けしてやってきました。夏休み真っ盛りです。
「切りはなし」とは、文字どおり親株と子株を、ハサミで切りはなしてやることです。今まではへその緒代わりの「ランナー」を通じて親から栄養をもらって育ってきた子株が、切りはなされることでこれからはひとつの「苗」として育っていきます。
ハサミでチョキチョキ…だけなら簡単なのですが、難しいのはそのあとです。
切り取って不要になったランナーと、古い葉っぱを取っていきます。
どれが古い葉っぱかというと、「外側に生えている葉っぱ」です。根元をよーく見ると、1枚1枚外側に巻きつくように生えているのがわかるので、その重なり方をよく見ながら、新しい葉3枚のみを残します。
お外で練習してから、お水をよく飲んで、いよいよハウスへ!
まずは親株とつながる子株を全部切りはなして、そのあとそこからつながるランナーを全部切っていきます。
ランナーは太くて、抜くのに力がいりました。
「この葉っぱで合ってるのかな…」と迷いながら、校長に相談しながら、だんだんと慣れた手つきで苗を仕上げていきました。今後、この状態で苗を仕上げていくので、古い葉っぱの見極めもとても大切なんです。
10分おきにみんなで外に出て水分補給と休けいをしながら、みなさん最後までがんばってくれました!
完成した苗です!
根元に数cmだけランナーを残しているのは、次回の植え付けのときの目印になるからです。このランナーの反対側から花芽が出ると決まっているので、これを基準に植える向きを決めていきます。
次回はハウス1棟分、すべての苗をみんなで植えたいと思います。この1ヵ月で、今は大きさがバラバラのこの苗を、生長具合がそろうように手入れしていきます。
9月の植え付けのときには、涼しくなっているはず!本当にみなさんがんばりました!
いちごの学校 はーちゃん