6月3日、とっても日差しが強かった日曜日に田んぼの学校の「草取り」をしました。
田植えから1ヶ月、田んぼには「ヒエ」「コナギ」など、よーく見るとたくさんの雑草が生え始めています。
これらの雑草は増えすぎると地面に日光が当たらなくなるほか、稲の生えるスペースを邪魔してしまいます。なので、まだ小さくて取りやすい今のうちにみんなできれいにしてしまいます。
特に「ヒエ」には要注意!!なにしろ、見た目がイネとほとんど一緒なのです。イネの列から逸れているものを「ヒエ」として、それでも分かりにくい場合の見分け方をお勉強しました。
節からこの細かい綿毛が生えているのがイネ、生えていないのがヒエです。しかし本当に細かいので、「老眼で見えない!」というお父さんも。手植えの田んぼは列もまっすぐではないので、見極めがとても難しかったです。
「草取り」というとお庭の草むしりのようなイメージがあるかもしれませんが、実際には「抜く」というより「はがす」ようにします。イネとイネのあいだの泥を手で十字にかいてやることで雑草を根っこからはがしてやりました。
そして、プカプカと水面に浮いてきた雑草を手で泥のなかに押し込みます。こうすることで、雑草を取って田んぼの外に出さなくても雑草を枯らすことができます。
今月末には「中干し」をして一旦地面を乾かすため、水の張った田んぼに入るのはこれが最後です。
たくさんのおたまじゃくしや、いろんな種類のカエル、ザリガニ捕りを楽しみました。
また、手植えだとどうしてもムラができるため、ところどころにすき間があります。空いているところには「補植」といって、追加で田植えをしました。
田んぼの学校では、イネの成長がわかるように1家族に1本ずつ麻ひもをくばっています。前回の結び目から、なんとこんなに大きくなっていました!
スッスッと植えることができた田植えと違って、草取りは中腰のまま手で泥をかき混ぜていくため「田植えよりもしんどかった」という感想もありました。みなさん筋肉痛は大丈夫だったでしょうか…
午前中をいっぱい使って、なんとか端っこまできれいになりました!田んぼの色もだんだん濃くなってきて、こんなに晴れた日はとってもきれいです。
次はどれくらい成長したかな?肥料は足りているかな?と成長をチェックして、みんなで豊作を願ったカカシをつくりたいと思います。次はこの田んぼが真緑に染まっているかも…。成長を楽しみにしていてください!
田んぼの学校 わか