ヤマツツジが見頃となる中、
園内では例年より10日ほど早く
里山桜が咲き始めました。
春めく園内をよそに、
工房では月末から始まる春の大型連休に向けた
準備が進んでいます。
こちらはハム工房。
ぐるぐるウインナーをひとつひとつ巻いています。
今日は300個つくりました。
ハム工房の隅で試作をしている砂田君を見つけました。
今日は「塩分を減らしてつくるソーセージ」の3回目の試作です。
「ウインナーやソーセージは塩分を加えて練りこむことでd
お肉の粘り気が出て食感の良い製品に仕上がるので、
塩分を抑えてつくるためには、
ある程度の『練り』の技術が必要となります。
これまで2回の試作をして、
塩分を30%ほど抑えながら
食感の良いソーセージができたので、
今日からは味の調整に入ります。」
と砂田君。
お肉の温度が上がると食感が悪くなるので、
練り上げに使う「カッター」という機械を十分冷やしてから
赤身から練り始めます。
赤身が程よく練りあがってきたら、
脂身を加えてさらに練り上げていきます。
お肉の練り具合を確認しながら
機械のスピードをこまめに調節しながら
練り上げていきます。
最後はソーセージ生地を手のひらに掴んで具合を確認。
「この時に手のひらで感じる弾力で、出来上がりの食感を判断しています。」
練り具合に問題がなければ、最後に温度確認をします。
「練り上がりの温度が15度くらいがベストです。
これが16度を超えるとソーセージの食感がやわらかすぎてしまうのです。
今日はちょうどよく練り上げました。」と砂田君。
製品としてお届けできるよう、がんばります!